ひとり言をブツブツ言う人って、結構います。
これまでの人生で、そういう人と何度か出会ってきました。
壁に向かって話す人。
これは、ある塗装屋さんの話ですが、壁の向こうにいる誰かとお話をしているのだとか・・・。
まぁ、相手がいるならひとり言ではありませんが・・・
その相手の正体は、誰なんでしょうね?
よく似たタイプで左官屋さんがいました。
誰かと話をしながら仕事をしているのかと思えば、周囲には誰もいません。
こちらの方は、一人暮らしが長い方で普段は他人との会話が少ないのです。
ですから、自然とひとり言が多くなるようです。
自分の行動を一つ一つ確認しながら、疑問点を明らかにし解決したら納得もするひとり言を大きな声で発する電気屋さんもいました。
「これ、どないなっとんねん!」
「あぁ、なるほどな!」
という感じで元気に仕事をしています。
しかし・・・
ひとりごとを言う習慣がない(たぶん)私にとって、必ず抱くのが“違和感”です。
おそらく、ひとりごとには何かの意味があるのだろうと思いますが・・・
今までは、特に考えたことがありませんでした。
調べてみると、ひとりごとにはいくつかの種類があるそうで・・・
例えば、ネガティブなひとりごとを言うタイプとそうでないタイプでは、全く違うようです。
ネガティブなひとりごとは、周囲にも影響を与えるでしょうね。
実際、私も何度か迷惑したことがあります。
ひとり言なのか何なのかわかりませんが、ブツブツと悩みごとのようなことを話し続ける人がおりまして、私に何か相談したいのかと思い返事をしたら・・・
その後、ずぅ~っと身の上話が続きまして閉口したことがあります。
家庭内の事情だったんですが、かなりストレスを感じている様子でした。
これはある意味“病”的なひとりごとだったのかもしれません。
このように、ストレスを感じている人の特徴にひとりごとがあるようなので、周囲もそれを感じ取り何らかの対処をした方が良いのかもしれません。
他者とのコミュニケーションが苦手な人もひとりごとを話すようです。
おとなしい性格のはずが、ひとりごとの口調はいつもより乱暴という人に出会うことがあります。
おそらく、ひとりごとでストレスを解消しているのでしょう。
知らない人が見ると、ちょっと不安になるんですけど・・・
本人は、全く気にしていません。
おそらく、注意しても止まらないのでしょう。
以前
「怖いから何とかならないか?」
という相談をいただいたことがありますけど、これは私の手には負えない話だなぁと思いました。
ひとりごとの多くは、精神を安定させるための行為ですからある程度は容認するしかないのでしょう。
ただ、病の疑いがあるものについては、専門の医療機関への受診を勧めた方が良いでしょうね。
入院生活の中でも、ストレスを感じている患者さんは多いんだと思います。
ひとりごとが多い方もたくさんいます。
多くはネガティブな内容ですから、聞こえてくる声がつらくなることもありますね。
逆に、明るいひとりごともあります。
大声で笑いテレビに突っ込みを入れているおじいちゃんがいました。
朝から晩まで明るく過ごしていました。
「楽しそうやなぁ~」
と思って聞いていたんですが、ある日、そのひとりごとが止みました。
きっかけは、家族の訪問。
おそらくおじいちゃんは、一人の入院生活が寂しくストレスを感じていたのではないかと思うんです。
家族がお見舞いに来てからは、全くひとりごとを話さなくなりました。
看護士さんと話す内容も、それまでとは違いしっかりとしたものになりました。
ストレスというものは、色々なことを引き起こすのだなぁと新たな発見をした思いです。
ちょっとした変化を見落とさないということも、必要なのでしょうね。
ところで・・・
そういう私はどうなのか?
多少のストレスはあるのかもしれませんが、今のところは快適に過ごしておりますから・・・
ひとりごとは、言ってないつもりなんですけどね。
ひとりごとは、ブログでつぶやいてますから・・・
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