引き続き入院中。
本日、62日目の朝を迎えました。
さわやかです。
昨日の検査の結果、尿たんぱく数値が正常値の範囲に入ったことがわかりました。
健康診断で目にする「尿たんぱく」というやつです。
通常、尿からはほとんど出ないはずのたんぱくなのですが、腎機能が低下するなどして尿から排出されてしまうことがあります。
様々な原因があるようですが、私の場合は「ネフローゼ症候群」というやつでありまして・・・
腎臓の濾過機能が働いていなかったようなのです。
一番最初にかかった病院は、明石駅前再開発ビル内にあります
よこた内科クリニック
明石市大明石町1丁目6-1
パピオスあかし 3F
でありました。
ネット予約可能で、とてもいい雰囲気の医療機関です。
6月21日に受診し、ネフローゼ症候群の可能性を指摘されました。
翌日、再受診しまして血液検査と尿検査の結果からネフローゼ症候群に間違いないという診断が出まして、明石医療センターをご紹介いただきました。
翌日、明石医療センターへ妻とともにまいりまして、即入院が決定。
そこから、点滴などの治療が始まりまして人生初の長期入院生活が始まったわけです。
初日のエコー検査では、大腿部に血栓ができていることがわかりました。
ネフローゼ症候群の特徴的症状である全身の浮腫による影響で、血管内が脱水状態になっていたのです。
体内には、たっぷりすぎるほど水分がたまっているのに血管内からはそれが逃げ出してしまっている状態です。
水が足りているのに脱水状態なんて、想像すらしませんでした。
「血栓ができてるからって、何なのさ?」
ぐらいに思っていましたが、この血栓が脳や心臓で詰まっていたら・・・
おそらく、斎場管理センターでお世話になっていたことでしょう。
そう思えば、初診のよこた内科クリニックの適切な診断と処置に感謝しなければなりません。
後に、ある方からお聞きしましたが、よこた医師は素晴らしい方だそうです。
これからも、何かあったらお世話になろうと思います。
明石に安心が一つ増えたような気分です。
そして、明石医療センターの素晴らしい環境と医師の皆さんの適切な治療、手厚い看護ににも感謝です。
入院当初は、腸管浮腫の影響で激しい腹痛に悩まされた時期がありました。
看護士さんたちには、大変お世話になりました。
腎生検という検査を行った時は、医師からの丁寧な説明を聞き安心して受けることができました。
治療も方針が明確で、素人の私にもわかりやすく丁寧に説明していただけたので何の不安もありませんでした。
常に清々しい気分で入院生活を過ごすことができました。
ストレスらしいストレスもなく、副作用といわれるような自覚症状もほとんど感じず過ごせたことは、大変幸せなことです。
入院って大変やなぁ~
と憂鬱だった6月21日が一番〝底〟の状態で、その後はどんどんいい感じになっていった感じです。
初診時の尿たんぱく量は、4g/日以上
普通は、限りなく0gに近い状態なんですけど、医師いわく
「ダダ漏れ状態」
と表現せざるを得ないほどの異常な状態だったのです。
明石医療センターで行った検査では
「10g/日以上の可能性あり」
ということがわかりまして・・・
実は、かなり大変だったんです。
明石医療センターでは、プレドニン(ステロイド)を使用した治療がはじまり、その後、劇的な変化が見られました。
当初は、体の大きさや筋肉量の多さで薬が効きづらい状況もありましたが、医師の適切な判断で浮腫が劇的に消え、体重も減少し薬の効果が見られるようになっていきました。
「1~2ヶ月の入院治療が必要」
と当初から言われていましたので、ある程度覚悟しておりましたし、焦っても無駄なので気長に治療に専念しようと思っていましたから何の苦も無く過ごすことができました。
結果、昨日の検査により
【尿たんぱく】
0.08g/日 (上限値:0.12g ・ 下限値:0.03g)
ということがわかりました。
腎機能については、既に数週間前から安定している状態であります。
その他、特に問題はありません。
血圧は、上:110~120 下:60~75
血糖値、問題なし
体温、36.2~36.8度
肝臓、問題なし
以前、人間ドックで脂肪肝の疑いを指摘されたことがありますが、入院中のエコー検査で
担当の医師から
「全然問題ない」
と言っていただきました。
入院当初に行ったCT画像では、脂肪肝の疑いがあったようですけど・・・
劇的な減量で、肝臓の脂肪も減ったのかもしれませんね。
ちなみに、本日の体重は78.8kgです。
高校2年の夏の体重です。
28年前に戻った感じです。
もっとも、当時は筋肉ムキムキ状態でしたから、体系などは全く違いますけどね。
明日から、飲んでいる薬の量が減ります。
そして、2~3日様子を見て退院することになります。
したがって、退院日は週末もしくは月曜日になりそうです。
長かったような短かったような・・・
今思えば、いい経験をさせていただいた2ヶ月でした。
何よりも、得たものが多い入院生活でした。
◎減量(ピーク時比:▼32kg)
◎脂肪肝の疑いがなくなった
◎慢性的な肩こりがなくなった
◎慢性的な腰痛がなくなった
◎慢性的な肩甲骨周辺の痛みがなくなった
◎毎朝、清々しい気分で目覚めることができるようになった
◎経験したことがなかった入院生活で、様々なことが分かった
などなど・・・
残り少ない入院生活を有意義に過ごし、退院後は以前よりさらにパワーアップして活動できるようにしたいと思います。